




子供のめがねメガネ
| ● 子どものメガネ 乳幼児の視力の発達 | |
| 新生児では物を見るのに必要な眼球の構造は、すでに出生児にほぼ完成されています。また、新生児の目は軽い遠視を示すことも多く報告されています。 一方、未熟児では近視が多いので、この遠視化は妊娠の最後の月におこると思われています。生まれたばかりの乳児は、目の前で手を振るのが分かるぐらいで、 それが生後 3ヶ月で 0.01〜0.02の視力になり 6ヶ月で 0.04〜0.08 1年では 0.2〜0.25 2年では 0.5〜0.6 4〜5歳ぐらいになると大部分が視力1.0に発達します。 視力というものはこのように生まれた時から1.0や1.2が見えるのではなく、生まれた時にはこのような低い視力が、毎日毎日その眼を正しく使うことで(その眼が自分のみ対目標に向かって両眼とも正しくまっすぐに向いていること、さらに外界の物体が網膜に正しく結像されていること、そしてそれらの条件がそろいながら見る練習(視的練習)をすること。)、生後4年から5年でほぼ1.0に達します。 |
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| 年 齢 | 視力発達のめやす |
| 誕生時 | 目的もなく無意味に眼球を動かすのみで、眼を開けようともしない。2週時に懐中電灯を50cmほどに近づけると、両眼でこれを見ようとするような状態がうかがえる。 |
| 5〜6週間 | 大きい物体、例えば大型の玩具のような物をじっと見つめるようになる。(ある程度の固視能力ができる) |
| 2ヶ月 | 人や手の動きを目で追うようになり、輻輳・開散が可能になる。 |
| 3ヶ月 | 鉛筆程度の大きさの物でも目で追い、同時に頭もその方向へ動かせるようになる。 |
| 4ヶ月 | 自分の手をじっと見つめている。もた、物を取ろうとして手をさしだす。頭を上げることができる。 |
| 6ヶ月 | 座っている範囲の物を見てそれに手を出し、またその範囲の物に頭を向ける。 |
| 1歳 | 輻輳・開散を保つ時間が長くなる。 |
| 2歳 | 視力0.5になる。この頃になると相当の他覚的正確さで視力を測定できる。眼運動反射能は相当程度精密になっているが、この反射はまだ僅かの障害によって消失してしまう。 |
| 3歳 | 視力0.6〜0.7。眼運動反射は安定。しかし眼を使用しないと(廃用)消失してしまう。 |
| 4歳 | 両眼視は完成し、しかも安定する。廃用によっても、ある程度損なわれるが、消失してしまうことはない。 |
| 5歳 | 両眼視は強固に安定完成するが廃用により不安定になりえる。 |
| 6歳 | 両眼視は強固に完成し、容易なことでは動揺しない(斜視にならない) |
| ● 子どものメガネ 視力の発達を阻害する要因 | |
| この様に、人間の視機能は生まれてから「物を見る」という経験(視的学習)を積み重ねることによって育ってくるものです。 したがって生後「物を見る」ことができなくなった場合、視機能は育たないか、あるいは異常な視機能に育ってしまうことになります。 |
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| 眼 帯 | 眼の外傷などで乳幼児期に眼帯をしていると、容易に視力の発育の障害や斜視あるいは両眼視機能の異常が出現します。 |
| 眼瞼下垂 | 上眼瞼を上げることができないために、眼の中に光が十分入らず明視が妨げられて、視機能の発達障害をおこします。 |
| 先天性白内障 | 生まれつき水晶体が白く混濁しているために、光が網膜まで達しないので視力の発達が損なわれます。 |
| 斜 視 | 両眼の視線が正しく目標に向かないため、同時に両眼で一つの物体を捕らえられず、視力あるいは両眼視機能の発達が阻害されます。 |
| 屈折異常 | 強い遠視や近視があると、網膜上に鮮明な像が結像されないため、良好は視力が発達しない。また、片眼だけ遠視が強いような不同視眼においても、遠視の強い方の視力の発達が損なわれ、視力発達が不十分になる。したがって、早期にメガネなどで矯正し、視力の発達を促す必要があります。 |
| ● 子どものメガネ 眼の危険信号 | |
| 斜視(やぶにらみ) | |
| まびしそうにする。光を嫌う。 | |
| 瞳の部分が白く見える。光って見える。(白色瞳孔、猫眼) | |
| 明るいところで片目をつぶる。 | |
| 眼が左右に揺れ動く。(眼球振蘯) | |
| 涙が常に流れる。長い間目やにがでている。 | |
| 顔を上げて物を見る。頭をどちらかに傾けて物を見る。顔を曲げて物を見る | |
| まぶたが下がっている。(眼瞼下垂) | |
| 月齢に相当して物を見たり取ったりする反応がない。 | |
| 眼が下の方に下がる(日没現象あついは落陽現象) | |
| 眼を細めたり、横目で見ようとする。異常に近づいてみる。 | |
子どもの目は少しでもおかしいと思ったら、必ず眼科医に相談しましょう。
| ● 子どものメガネ 子どもの遠視 | |
| 子どもの遠視は、ほとんどの場合眼の成長不足が原因です。眼の奥行きが短くて、角膜・水晶体で屈折した光が結像する前に網膜に届いてしまい、ピンボケになる状態です。 子供さんに遠視が見つかった場合、医師はまずメガネの処方をします。「小さな子供に眼鏡をかけさせるのはかわいそう」という気持ちは分かりますが、小児の遠視にはメガネによる矯正は不可欠なものです。まず、正しい光を網膜に送り込み、その上で斜視や両眼視機能の検査をし、必要ならば、斜視の外科的手術や視能訓練を行うのが絶対です。 子供の遠視は、成長と共に眼球が大きくなり、自然と弱くなっていくのが普通です。将来的には眼鏡を外せる時期も来ることも多いです。小さな子供に眼鏡をかけさせるのは不憫だと思いますが、子供さんの将来の健全な視力のためには絶対に必要なことです。 また、テレビゲームをしてはいけない、漫画を読んじゃダメ、とか、眼の健康のための諸注意がありますが遠視の場合は気にすることはありません。正しいメガネで矯正した上なら、どんどん眼を使い、網膜にピントのあった正しい光を送り込むことはより治療効果を高めることになります。 医師の指示を守り、長い眼で矯正・治療を見守ってあげてください。 |
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